AQUA / Expert
研究者・専門家

東京大学物性研究所
極限コヒーレント光科学研究センター 教授
原田慈久
はらだ よしひさ 1972年生まれ
主な経歴
東京大学工学部物理工学科卒業…1995
東京大学大学院工学系研究科博士課程修了…2000
理化学研究所播磨研究所基礎科学特別研究員
理化学研究所播磨研究所連携研究員…2003
東京大学大学院工学系研究科特任講師…2007
東京大学大学院工学系研究科特任准教授…2009
東京大学物性研究所准教授…2011
東京大学物性研究所教授…2018
学位
博士(工学)
専門
量子ビーム科学,光物性,生物物理・化学物理,物理化学,機能材料・デバイス
研究テーマ
軟X線発光分光の開発と応用
水に興味を持ち始めたきっかけは?
最初は生体の中の水に興味を持ったのですが、そもそも水の構造がまだ議論されているということを知って、軟X線で「水の姿」を見ることができたときは、興奮しました。多くのものが水を纏っているのですが、水と物質の関係がどうなっているのか、特に水が生体に与える影響は?そんなことを議論するだけでワクワクしてきます。
大切にしていること、夢、趣味、エピソードあれこれ
大切にしているのは「琴線」、フィーリングです。水を研究をし始めてから、のめり込み方が変わりました。どこか心が掻き立てられるものがあるというか。それは、たぶん、琴線なんですよね。軟X 線を使うと様々なものが分子レベルで見ることができるので研究する対象が幅広い分野に及びますが、水の研究はライフワークだと思っています。